最上稲荷@岡山市北区
日本三大稲荷の一つだそうです。
まぁこれにはいろいろな諸説があって、伏見(京都府)と豊川(愛知県)と最上(岡山県)と祐徳(佐賀県)と笠間(茨城県)と草戸(広島県)・・・って結構多くが、三大稲荷を名乗っているようです。
「総本宮」である伏見稲荷大社では、「三大稲荷は地域により異なる」として、三大稲荷の三社を限定することはしていないそうです。
鳥居もあるし、初詣でも行くし、伏見に関しては「伏見稲荷大社」っていう名前やし、
神社だと思っていたんですが、
最上稲荷の境内には、赤い旗に「最上位経王大菩薩」と書かれているし、線香はあるし・・・
ずっと心の中で引っかかっていたんです。
調べてみてわかったのは、最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」。
そう、寺なんです。
要するに、明治時代に、いままで神仏習合で神も仏も同じように考えていたのを、神仏分離して神社は神社、寺は寺ってなったはずなんですが、ここはそのまま残ったんですね。
神仏分離されずにここまで一体化している寺院も珍しいんじゃないですかね。
ちなみに最上稲荷は日蓮宗でした。
豊川稲荷も曹洞宗の寺院だそうですので、稲荷神社は仏教と強いつながりがあるのかも?
鳥居はめっちゃ大きいです!
コンクリート製だったので、これ自体はそんなに古くはないんでしょう。
しめ縄も立派!
考え出すと止まらないのがはまぢ。
次は、稲荷寿司とは関係があるのかと気になってしまいました。
調べてみてわかったのは、稲荷寿司の発祥の地とされているのは、どうやら愛知県の豊川稲荷の門前町だそうです。
天保(1830年~1844年)末年の大飢餓の頃に考えられたといわれ、その背景には、稲荷神に供えられていた豆腐の油揚げにまで手を出さずにはいられなかったというのですが・・・なんか胡散臭い。
名前の由来は、2説あるそうで、
1、油揚げが稲荷神の使いであるキツネの好物とされたことに由来するとする説。
2、稲の神様である稲荷神にそなえる具物として、米俵を象徴した物が「稲荷寿司」と呼ばれ、ここから逆に狐の好物が油揚げとなったと考える説。
稲荷寿司と稲荷神社は関係があったのは間違いないようです。
スッキリしました~。
住所:岡山県岡山市北区高松稲荷712