労働節一人旅 広州から汽車のたび編
1ヶ月以上も更新できずにいた
2011年労働節の旅行日記をやっと書いていこうと思います。
広州駅の待合室にて。
朝6時56分広州発三亜行き(K511)の汽車で、三亜に行くのはかなり過酷です。
まず、相当眠さに襲われます。
というのも、6時56分を予定していたので、30分前くらいに駅に到着したんですが、
そこからまさかの2時間待ちです。
汽車が2時間遅れで、広州に到着した頃には、はまぢの体力はかなり減っていました。
待合室でもどこでもインスタントラーメンを食べている人を見かけることができます。
汽車旅行旅客の強い味方です。
広州駅から汽車に乗るのはかなり久しぶりだったんですが
広州駅内部は本当に相変わらず汚いですね。というか野蛮です。
天河や珠江新城の著しい発展とは対照的に、広州駅には以前の古くさい田舎くさい中国が残っていますね。
それがおもしろかったです。
駅の待合室では、
人ごみの中で、30名くらいの男女の若者たちが、仲間の別れをおしんでいるのが目立っていました。
女性はほぼ全員号泣していて、見送りにきていた女性陣を見送りに来ていた男性陣が「さぁもう俺たちも戻るぞ」と引っ張り、見えなくなりそうなところまで戻っていくと
一人のリーダー格の男性が
「一~路~平~安~!!!!!!!!!(元気でな~の意味)」と大声で叫んで
見送られていた側のメンバーが振り返り、
「オ~~~~!!!!!!!!!」と拳を上に上げて、号泣しながら返事をしていたのが感動的でした。
全く知らない人達でしたが
若者たちの純粋に本気で別れをおしんでいる様子が、なぜかものすごく自分の心を揺さぶりました。
日本社会では、他人がいっぱいいる人ごみの中で目立つ行動は、マナー上してはいけないようになっていますが、中国にはそういうマナーのようなものがありません。
本気で仲間と離れたくないという気持ちがあれば、人前で大泣きして、大声をあげてもちっともおかしくないはずなんですが、日本では他人のことを考えすぎてなかなかできないような気がします。
本来の感情を周りの環境によって押し殺されています。
中国の純粋な人情に触れると、ときどきものすごい違和感を感じますが、
日本の社会のほうがおかしいんじゃないかと最近思います。
中国の純粋で素朴な人たちを見ると、なんだか心が揺さぶられるのは私だけでしょうか。
中国の良いところをまた一つ発見できた気がします。
労働節一人旅はまだまだつづく